注文住宅を建てる際の工務店選びのポイントは、まず、しっかりと施主の話を聞いてくれて様々な提案をしてくれることです。親切な対応は信用の基本でしょう。現場を見に来てくれた時にもしっかりと状態を観察し、親身に相談にのってくれる業者に頼みたいものです。そして見積もりの際にも、こと細かにわかりやすく記載されていること、そして質問に丁寧に答えてくれることです。いくつかの工務店に見積もりを依頼し、一番納得のいく工務店に工事をお願いするのがよいでしょう。
また、良く知らない大工さんにはなかなか遠慮して思うようにお願いしにくいものですし、意思の疎通が図るのが難しいこともあるかもしれません。そこで、地元で数多く工事を経験しているような工務店をさがすのも良い手段と言えます。その工務店で建てられた他のお宅を外から見てその工務店の特徴を前もって知っておくのも良いでしょうし、そのお宅の人のお話が聞けるようなら参考にさせてもらうと失敗がないでしょう。家は一生のうちの大きな買い物です。一見、素敵に見える家でもずさんな工事で年々ボロが出てくるようでは困ります。長年安心して住め、年月が経って傷んできた時にも安心して補修やリフォームをお願いできるかかりつけの工務店を持っておくのは良いことでしょう。
大きなくくりとしては3つあると思います。大手メーカー、地元住宅会社、建築事務所の3つになりますが、一体どこがいいのでしょうか?よく「注文住宅業者」などと一括りにして考えてしまいますが、実際にどこも一緒ではなく、それぞれにメリット・デメリットなどがあります。「大手メーカー」は不動産全般の業務に対応してくれるのとブランドによる安心感があります。その一方で、設計の自由度は低いのがデメリットです。「地元住宅会社」はやはり土地勘が魅力です。特に土地からお願いするのには最適です。地元にいますので、家づくり後も手厚い保障が期待できます。「建築事務所」は恐らく、一番自由度が高いのですが、その設計士の力量による部分が大きいので選ぶのは一番慎重にしなければなりません。このように、それぞれに特徴がありますので、これから家を建てる人は気をつけて自分に最適な会社を選びましょう。