注文住宅で建てた家の後悔や失敗談をお聞きになられることがあるかもしれませんが、一度自分で注文住宅を建てたことがない人にとっては、あまりピンとこない部分もあるかもしれませんね。その家族のライフスタイルがありますから、部屋の数、広さは大体欲しい数が分かっていますし、また予算もありますから、注文住宅で素人が簡単に想像通りにできる部分は割と限られるかもしれません。
プロのデザイナーに頼む場合は、やはり自分の譲れない部分をきちんと考えて伝えたほうがよいでしょう。しかし、巷で聞いたようなものや、流行などで、例えば間取りを広くとったところ、冷暖房費がかかりすぎてしまって後悔したり、女性がこだわりたいキッチンを作ったはずなのに、実際に完成してから三次元でキッチンで調理すると広すぎ疲れてしまったり、などいろいろ出てきます。窓が多くて天窓やらから採光をし、開放感のある作りで理想的に電気代を節約したつもりの設計だったのに、夏は日当たりが良すぎて部屋が高温になりすぎて、クーラー代が馬鹿にならなくて困ってしまった、などという話もあります。
収納を多くしたために実際の居住空間が少なくなってしまい、狭いと感じる、などいろいろありますので、注文住宅を建てる前にいろいろな失敗談を耳を傾けて学んでみましょう。
« 注文住宅体験談「１０年たっても良かったと思っています」今から１０年程前、当時県営住宅に住んでいた私たち一家は、家を持つということを考えてもいませんでした。子どももまだ１人で、２歳になったばかり。
県営住宅なので３ＤＫで格安家賃。私が専業主婦でも充分暮らしていけました。
それがそろそろ子どもの幼稚園を考え始めたとき、いろいろ考え始めたのです。
家を建てるには何時が良いのだろうと思うと、ローンや子どもの学校のことを思うとやはり早いほうが良いと思ったのです。
モデルハウスを回って、見積もりを出してもらい、土地を見に行きました。用意できる金額やローンできる金額は決まっています。
そして、建築費用以外にもかかるお金はたくさんあります。細かいことを言うと、地鎮祭や上棟にかかるお金、引越し費用、近所の挨拶に、大工さんへの差し入れ。見えないお金はたくさんあります。それらはもちろん住宅会社の見積もりには載っていません。これらの費用はしっかり確保しておかねばいけません。
お金の問題と、土地さえ決まれば、あとはスイスイと進んだように思います。
やはり間取りを考えるときが一番楽しかったですね。建売も考えましたが、やはり注文住宅にして良かったです。自分で考えた家が実際に建って住んでいるのですから、愛着が違います。１０年たっても、注文住宅を建てて良かったと思っています。